編集後記 全文
今回の6月議会は渡部新市政の下での初めての定例会でした。市長の所信表明は新任らしい初々しさと、男鹿の再生に向けた意気込みが感じられ好感が持てるものでした。
しかし、反面、意欲のあまりか自分の考えに固執しすぎるきらいがあり、議論は噛み合わず一方通行となる質疑応答が多々ありました。もっと納得ゆくまで議論を深める努力が欲しいとともに、双方の意見を熟考し、理解しあえる環境づくりが必要と感じました。
勿論それは議員の我々にも言えることです。いずれ市長の議会対応の成否は後で結果となって出てくることでしょう。
男鹿総合観光案内所への地場産品販売センター設置についての議論が沸騰し市長と議会側との意見が相反したことから、最終日に議員発議による議会案第64号、「地場産品販売施設の設置を求める決議(案)」が提出され賛成の圧倒的多数で可決されました。
今後はその実現に向けて当局との詰めが肝要となります。
何はともあれ今議会で一連の人事案件、給与改正等の条例が決まり、渡部市政は新体制でスタートしました。我々議員は市民の立場に立った市民本位の政治を貫かねばなりません。