[質問者] 質問順位5番 船木正博 議員 (市民クラブ)
[質問項目] 1 男鹿日本海花火の運営形態について
これまでの成果と今後の課題について
船木議員のご質問にお答えいたします。
ご質問の第1点は、男鹿日本海花火の運営形態についてであります。
まず、これまでの成果と今後の課題についてであります。
男鹿日本海花火は、男鹿ならではの海を背景にしたテーマ性を持った創造花火を打ち上げ、毎年、花火の質の向上に努めてきた結果、交流人口の増加につながってきております。
交流人口のさらなる増加を目指し、花火を題材とした旅行商品造成を旅行会社に働きかけてきた結果、平成27年度においては、福島県の旅行会社をはじめ6社から花火のツアーを企画いただいたところであります。
課題につきましては、花火運営のための資金の多くを一部の企業の大口協賛に依存していることから、今後は、一般の方から幅広く協賛していただけるよう協賛窓口数を増やすほか、インターネットを活用した協賛についても、取組みを強化してまいります。
平成28年3月市議会定例会一般質問答弁
[質問者] 質問順位5番 船木正博 議員 (市民クラブ)
[質問項目] 1 男鹿日本海花火の運営形態について
⑴ 市長が会長であることの是非
次に、私が会長であることの是非についてでありますが、男鹿日本海花火に限らず、なまはげ柴灯まつり、男鹿駅伝競走大会、秋田船方節全国大会など、全市をあげて取り組むべき行事については、私が実行委員会の会長を務めております。
また、市から実行委員会への補助金支出の手続きにつきましては、民法の双方代理禁止の規定に抵触することがないよう、副市長に権限を委任し、交付しております。
なお、実行委員会の会計処理等のチェック体制につきましては、実行委員会の監事により監査を受けているほか、市の財政援助団体として、市監査委員により監査を受けているところであります。
平成28年3月市議会定例会一般質問答弁
[質問者] 質問順位5番 船木正博 議員 (市民クラブ)
[質問項目] 1 男鹿日本海花火の運営形態について
⑵ 運営主体と役員構成
次に、運営主体と男鹿日本海花火実行委員会の役員構成についてであります。
運営主体は男鹿日本海花火実行委員会であり、事務局を市観光商工課内に設置しております。
役員につきましては、会長は私が、副会長は男鹿市商工会会長、夢プラスカード協同組合理事長、緑ヶ丘町内会会長の3名、監事は男鹿市商工会青年部部長、男鹿青年経営者協議会会長の2名が務めております。
また、本会の事業をスムーズに実施するため、男鹿市商工会、市内企業、金融機関、船川地区町内会等をメンバーとする運営委員会を設置しております。
平成28年3月市議会定例会一般質問答弁
[質問者] 質問順位5番 船木正博 議員 (市民クラブ)
[質問項目] 1 男鹿日本海花火の運営形態について
⑶ 男鹿市と職員の関わり方は
次に、男鹿市と市職員の関わり方についてであります。
実行委員会事務局として、観光商工課職員が事前準備や会計処理などの業務を担当しております。
平成27年の開催日当日は、市職員91名がスタッフとして運営に従事しております。
平成28年3月市議会定例会一般質問答弁
[質問者] 質問順位5番 船木正博 議員 (市民クラブ)
[質問項目] 1 男鹿日本海花火の運営形態について
⑷ 協賛金等の会計処理と管理方法は
次に、協賛金等の会計の処理と管理方法についてであります。
平成27年度の決算見込みといたしまして、収入が4,630万2,385円、支出が3,803万2,179円であり、差引額827万206円を、次年度開催に向け繰り越すこととしております。
収入の主な内訳は、協賛金収入が2,856万199円、環境対策費・駐車場収入が314万3,000円、市補助金300万円、出店料79万円、募金収入54万724円となっております。
支出の主な内訳は、花火打ち上げ費用が2,090万円、会場内準備・撤去費が347万1,545円、トイレ・ゴミ箱等借上費229万1,306円、電気工事費が207万360円、警備委託費165万240円となっております。
次に、協賛の内訳につきましては、企業協賛が2,141万6,199円、団体・町内会・個人による協賛が305万1,500円、当日協賛が390万1,500円、インターネットによる協賛が15万円、次回協賛として4万1,000円となっております。
当日配布するプログラム作成までに協賛をいただいた企業、団体、個人名につきましては、掲載の承諾をいただいた企業名等をプログラムに掲載しております。このほか、開催日当日には花火打ち上げ前に会場放送で、3万円以上の協賛金をいただいた企業を紹介しております。
協賛金の募集にあたりましては、市内外企業及び市内全町内会に対し協賛依頼を行っているほか、市広報、ホームページなどを活用し、幅広く募集しております。
次に、現金の取扱いについてであります。
開催日前にご協力いただいた協賛金につきましては、金額の7割が実行委員会の銀行口座への振込みやインターネット手続きで入金されております。
現金の取扱いにつきましては、実行委員会では取扱い基準等は定めておりませんが、花火当日の「担当別マニュアル」の中で、駐車場担当には「必ず2名で持参する」ことを明記しております。
大型小売店舗などの協賛窓口をとおして協賛いただいた場合は、現金と引き換えに協賛券を交付するともに、希望者には領収証を発行しております。
現金については、交付した協賛券の額面総額と同額であることを確認したうえで、事務局職員が複数で収受し、実行委員会の銀行口座へ入金しております。
なお、実行委員会委員が主体となって集金いただいた現金につきましては、集金者と事務局で確認後、受付台帳に整理したうえで、実行委員会の銀行口座に入金しております。
事務局へ協賛金の集金依頼があった場合は、複数の職員で対応いたしております。
また、打ち上げ日当日の協賛金や環境対策費、駐車場料金の現金につきましては、スタッフが収受後、金融機関のボランティアスタッフとともに、交付した協賛券や領収証と金額を確認しております。
なお、確認後の現金につきましては、開催日当日は既に金融機関の営業時間が終了していることから、市会計管理者立会いのもと、会計課内の金庫に保管し、金融機関の翌営業日に実行委員会の銀行口座に入金しております。
平成28年3月市議会定例会一般質問答弁
[質問者] 質問順位5番 船木正博 議員 (市民クラブ)
[質問項目] 1 男鹿日本海花火の運営形態について
⑸ 花火業者の選定方法は
次に、花火業者の選定方法についてであります。
男鹿日本海花火の花火業者につきましては、平成15年の第1回開催時に3社の企画提案の中から、大仙市の株式会社北日本花火興業を選定いたしました。
同社は大仙市で開催される全国花火競技大会で、内閣総理大臣賞を3回受賞するなど、優れた技術力と高い芸術性を有していることから、第2回以降、随意契約により契約を締結しているものであります。
平成28年3月市議会定例会一般質問答弁
[質問者] 質問順位5番 船木正博 議員 (市民クラブ)
[質問項目] 2 観光客からの男鹿総合案内所へ要望事項
24時間トイレの実現を
ご質問の第2点は、観光客からの男鹿総合観光案内所への要望事項についてであります。
24時間トイレの実現についてでありますが、男鹿総合観光案内所は、午前9時から午後6時までを営業時間としております。
営業時間以外でも駐車場入口は閉鎖せず、入場は可能としておりますが、トイレにつきましては、夜間の防犯対策の必要性や維持管理費用が増大することなどから、営業時間内にご利用いただくこととし、24時間開放はしていないところであります。
なお、男鹿総合観光案内所が面する国道101号線沿線には、案内所から2km圏内に24時間営業のコンビニエンスストアが4軒あり、トイレの利用も可能と伺っております。
平成28年3月市議会定例会一般質問答弁
[質問者] 質問順位5番 船木正博 議員 (市民クラブ)
[質問項目] 3 商工業の振興について
⑴ 既存商店街の振興について
⑵ 先ずは船川の既存商店街再興を図るべし
ご質問の第3点は商工業の振興についてであります。
船川地区においては、平成27年7月に地元の若者を中心に独自のネットワークを介してつながりをもった有志が、「船川の持つ潜在的な可能性を具現化し、街、人を活性化させること」を目的に、「船川ひのめ市」を開催しております。
「船川ひのめ市」は、第一会場を元浜町三角広場、第二会場を大龍寺とし、元浜町三角広場においては、空き店舗を改修するなどして、地元の若者が衣類・小物などを販売したほか、地元商店や県内各地の商店が出店し、大いににぎわいました。
また、第二会場の大龍寺においては、商品の販売のほか、子供広場を完備し、ショルダーバッグづくりや親子ヨガなどのワークショップが実施されており、両会場や会場間では人通りが途切れることがなく、船川の中心市街地の周遊が図られておりました。
この模様は、中心市街地の活性化イベントとして、テレビなどで報道され、高い関心を集めました。なお、本イベントは本年も実施されると伺っております。
市といたしましても、このようなイベントがきっかけとなり、空き店舗を活用していただけるよう、新たに出店する方に対して、賃借料や内外装費用の一部を補助する、空き店舗等利活用事業を実施してまいります。
次に、複合観光施設整備計画についてであります。
複合観光施設の整備については、反対の立場からの陳情書が、市内事業者等から本年1月21日には議会に、翌22日には市に対し提出されております。また、賛成の立場からの陳情書が、2月9日に市内農業生産者から議会に、2月12日には市内水産事業者から議会と市に対して提出されております。
これらの陳情書が提出された後も、反対の陳情書を出された方々を含む関係事業者などと話し合いを行い、ご理解を得る努力をいたしております。
その後賛成の陳情書が提出されたことなどの状況の変化があったことなどから、反対の陳情書を出された方から、理解を示す声が聞かれるようになってきております。
また、複合観光施設は、「船川ひのめ市」のように、中心市街地を周遊する流れの拠点と位置づけているものであります。
平成28年3月市議会定例会一般質問答弁
[質問者] 質問順位5番 船木正博 議員 (市民クラブ)
[質問項目] 4 中心市街地の活性化
⑴「船越地区の未利用へ商業施設の設置に向けて働きかけてまいります」とはいかなるものか
ご質問の第4点は、中心市街地の活性化についてであります。
市街地の活性化を図るためには、まずは、男鹿に人を呼び込むことが前提となります。
男鹿駅周辺に道の駅として複合観光施設を整備することにより市外からの誘客を図ってまいります。その人の流れにより、船越地区を含む男鹿市全体の経済波及効果を目指しております。
船越地区のジョイフルシティ跡地につきましては、所有者である株式会社伊徳からは、平成28年は能代市の店舗の建て替えを計画していると伺っております。
また、男鹿市での事業展開に向けて、来店動機を同じくする事業者に引き続き働きかけているもののまだ進展はないと伺っております。
他市では、市民サービスセンターを店内に設置している例もあり、その可能性について意見交換をしているところであります。
平成28年3月市議会定例会一般質問答弁
[質問者] 質問順位5番 船木正博 議員 (市民クラブ)
[質問項目] 5 男鹿磯場の海岸区域への防災情報策について
⑴ 携帯電話も届かないエリアへの通報対策は
ご質問の第5点は、男鹿磯場の海岸区域への防災情報対策についてであります。
市内においては、門前五社堂から大桟橋周辺、金ヶ崎温泉周辺、戸賀から入道崎間の一部を除いて通話エリアとなっております。
通話不能エリアの内、門前五社堂から大桟橋周辺における最寄りの防災行政無線間の距離は、5キロメートル、金ヶ崎温泉周辺は、4キロメートル、戸賀から入道崎間の一部は、3キロメートルとなっており、防災行政無線による津波注意報等の緊急情報については、サイレンにより情報の伝達を行ってまいります。
平成28年3月市議会定例会一般質問答弁
[質問者] 質問順位5番 船木正博 議員 (市民クラブ)
[質問項目] 5 男鹿磯場の海岸区域への防災情報策について
⑵ 海上沖に出ている船舶への伝達方法は
次に、海上沖に出ている船舶への伝達方法についてであります。
小型漁船においては、秋田県漁業協同組合船川総括支所、北浦総括支所からは、携帯電話の通話エリアが、岸から沖合方向へ概ね30キロメートルとなっており、漁業無線に代わって携帯電話により情報が伝達されていると伺っております。
災害時において災害協定に基づきABSラジオ放送により災害情報を放送することとなっていることから、情報伝達手段となるラジオの携帯をホームページ等で呼びかけてまいります。